こんにちは。ひろポンプです!
“宅建(宅地建物取引士)“は合格率が約15%の国家資格であり、資格保有者は不動産取引のプロとして認められます。
そして宅建士の中には、「独立開業してフリーランスになりたい!」と考えている人も多いのではないでしょうか。
- 宅建に合格したらフリーランスになれるか知りたい。。
- 不動産会社から独立するとどんな働き方があるの?
- 個人事業主で年収1,000万円は実現可能か気になる、、
フリーランス宅建士に関して、上記のような不安や疑問を抱く人もきっと少なくないはず。
そこで今回は、【宅建士×フリーランスで年収1,000万円】未経験の独立は無理ゲーというテーマで話を進めていきます。
賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介など約5年の実務経験あり
宅地建物取引士・FP2級・簿記2級を保有しています
フリーランス宅建士として『ひろポンプ不動産』を運営中
不動産業界には約5年間しか身を置いていませんでしたが、フリーランスとして個人で仕事を始める人をたくさん見てきました。
周りの人たちの実例をベースに、独立後の働き方3パターンをご紹介したあとに、フリーランス宅建士として働く前に確認しておくべき注意点も解説します。
現在の私の本職はエンジニアですが、一部宅建の知識を活かして仕事をさせてもらっているので、その実体験を交えながら深掘りしていきましょう。
ぜひ最後までご覧ください。
【宅建士×フリーランス】会社に縛られない働き方3パターン
さっそく、【宅建士×フリーランス】会社に縛られない働き方3パターンのご紹介です。
一言にフリーランスといっても、多種多様な働き方が存在します。
当然ながら、“個人で宅建士に関連したビジネスを行っていく“という共通点はありますが、以下の通りに主な例をまとめてみました。
- 『起業して一人社長へ』:節税対策や規模拡大におすすめ
- 『業務委託(フルコミッション)』:売上の一部が自分の報酬に
- 『副業』:本職をしながらスモールスタートでリスクを軽減
それぞれ詳しくご説明していきます。
『起業して一人社長へ』:節税対策や規模拡大におすすめ
まず1つ目は、『起業して一人社長へ』という選択肢です。
“独立”という2文字を聞く場合、最もイメージしやすいのが、この会社を設立して社長としてビジネスを展開していく流れでしょう。
認識の通り起業はオーソドックスな選択肢であり、法人化することで節税対策や規模拡大をしていく上で大きなメリットがあります。
ただし個人の力だけで会社を作るのは、以下のようなデメリットも少なからず受け止めなければなりません。
- 会社設立の初期費用・維持費用がかかる
- 自分の会社だけで集客を行う必要がある
もちろん上記の2つが問題ナシであれば、起業する場合のうま味を、余すことなく最大限得ることが可能なのでオススメです。
従業員を雇いたい場合には、起業するのがベストな選択肢ですね!
『業務委託(フルコミッション)』:売上の一部が自分の報酬に
続いては『業務委託(フルコミッション)』として働くパターンです。
イメージ的には『起業して一人社長へ』と似ているのですが、大きな違いは起業をしない点です。
自分で会社を作らず、すでにある他の会社と個人間で契約を結ぶため、先ほど挙げた金額面と集客面のデメリットを帳消しにすることが可能。
また一般的な基準では、自分で稼いだ売上のうち、50~75%はそのまま報酬として受け取ることができます。
「会社を大きくしたい!」と熱望しないタイプならば、『業務委託(フルコミッション)』でコツコツ稼いでいくのが最適解でしょう。
業務委託先に数十%取られてしまうとしても、営業スキルさえ持ち合わせていれば、年収1,000万円も間違いなく到達可能です。
私の知り合いもいきなり『起業して一人社長へ』ではなく、まずは『業務委託(フルコミッション)』で実績と人脈を築いてから、改めて『起業して一人社長へ』で利益を拡大していく方が大多数の印象です!
『副業』:本職をしながらスモールスタートでリスクを軽減
宅建士の資格を持つ不動産営業マンは、『起業して一人社長へ』か『業務委託(フルコミッション)』のどちらかで独立するケースが数多いです。
しかしその一方で、本職をしながらスモールスタートでリスクを軽減できる『副業』を選ぶ人も一定数います。(私もその内の一人でした笑)
具体的な副業の詳細は、別の記事での解説に任せるとして、ざっと並べるの以下のような『副業』があります。
- 『週末宅建士』:土日に不動産会社で重説の説明
- 『Webライター』:宅建や不動産業に関する記事を書く
- 『宅建講師』:資格取得のためのコンサル業務もアリ
- 『記事監修』:専門家の知見をフル活用で高単価
「営業スキルもないし、個人でやっていく勇気がまだ出ないよ・・」という方に『副業』はおすすめです。
仮に独立後に営業で収入が稼げなかったとしても、上記のような『副業』に取り組んでおけば、最低限食い繋げていくことはできるでしょう。
現時点で本業をやりながら、スキマ時間で試せるものばかりなので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
フリーランス宅建士として働く前に確認しておくべき注意点
ここまで、独立を考えている宅建士の会社に縛られない働き方3パターンをご紹介してきました。
「なるほど。そしたら私は○○になろうかな!」と思い立っていただけたら嬉しいです。
ここからは、フリーランス宅建士として働く前に確認しておくべき注意点を述べていきます。
フリーランスになることは、自由な働き方を手にいられる一方で、失敗したら何もかもが自己責任になる弱肉強食の世界に飛び込んでいくのと同義でもあります。
今から話す内容を全て網羅した上で、宅建士フリーランスになるか検討してみてください。
不動産営業未経験から独立は正直かなりの無理ゲーです
まず大前提になりますが、不動産営業未経験から独立は正直かなりの無理ゲーです。
宅建資格に合格したからといって、宅建士だけで稼いでいけるのは全く別の話でしょう。
宅建士はあくまで不動産取引に関する資格なだけで、不動産営業のスキルを学べる資格ではありません。
美容師や調理師と同じように、宅建士も実務を通じて手に職を身につけていく期間が必要であると私は考えています。
また『業務委託(フルコミッション)』として企業と提携する場合も、「不動産業界歴3年以上」と条件が設けられていることがほとんどなので、未経験者の方はまずは不動産会社へ就職をしてみましょう。
営業スキルだけではなく、集客スキルも身につけるのが必須
「おれは不動産会社での実際に3年以上働いているぜ!」という方もいらっしゃるはずですよね。
正社員として不動産営業の仕事に就いていた人にお伝えすべきことは、営業スキルだけではなく、集客スキルも身につけるのが必須ということです。
不動産会社での営業の経験が長ければ長いほど、営業スキルは身につく一方で、集客スキルは0もしくは乏しいケースが圧倒的に多いはず。
属している会社のネームバリューが強い・営業と集客の部署が分かれている場合は、特に集客スキルのなさが顕著に表れます。
独立して安定的に収益を作り続けるためには、営業スキルと集客スキルの両立がかかせません。
もし現時点で集客スキルに自信がないのであれば、『業務委託(フルコミッション)』で営業に集中しつつ、同時進行で集客のノウハウを勉強していきましょう。
正解のない現代では、営業スキルと集客スキルの他にも、自分の強みや得意に近しいスキルがあると尚良しです。
具体的にはインターネット用いたWebマーケティング力や紹介が紹介を呼ぶ人脈などが挙げられます。
理想の働き方を手に入れつつ、年収1,000万の夢を叶えよう
個人の力で生きていける自信が少しでもあるならば、理想の働き方を手に入れつつ、年収1,000万の夢を叶えていきましょう。
取引件数や取引金額によってバラバラですが、『業務委託(フルコミッション)』の場合、月単位で最低120~160万円の売上を計上できれば実現可能です。
売買案件であれば、月に成約が1本ペース。賃貸の場合も1~3月の繁忙期に稼ぎ切って、残りの期間はのんびり暮らすという生活スタイルも容易なはず。
「でも業務委託先ってどうやって見つけるの?」と疑問を思い浮かべた人もいるかもしれませんが、ズバリ不動産業界に特化した転職エージェントの活用をおすすめしています。
確かに正社員として募集していることが一般的なのですが、オンライン化の追い風を受けて、最近では『業務委託(フルコミッション)』として求人を出している会社が急増しています。
あなたの理想が叶う人生を送るためにも、ぜひ無料登録からトライしてみてください!
以上です。
ひと昔前までは、「宅建士として個人事業主になる」というと、珍しく思われていましたが、現代ではごくごく普通な働き方になりつつあります。
稼ぐことが正義な人もいれば、プライベートの時間を最優先にしたい人など、我々が何を求めるのかは人それぞれです。
宅建士×フリーランスを掛け合わせて、一緒に素敵な人生を過ごしていきましょう!
それではまたどこかで(*´▽`*)